匠の技を職業にしている人の話 / 東京恵比寿フォトスタジオ

マルスタジオです

携帯電話で写真撮影をするという撮影自体は身近な存在ですが

写真撮影を職業にしている仕事の内容はわからなく遠い存在です

たまに要望される内容がありますのでご紹介します

『婚活写真のついでにパスポート写真を撮って欲しい』

『撮影プランの中に違う内容の写真を撮って欲しい』

と言われることがあります

”婚活用の背景の植物をどかして 白い背景で写真を撮ればいいのでは”

と考えるお客様がいらっしゃいます。

申し訳ありません。それはできません。汗！

理由は、ライティングが全く違うからです

婚活写真 ・ 個人のプロフィール写真は

その方自身の "雰囲気" を出すためにライトを横から当てたり

上からと様々なライティングで工夫をしています

証明写真はご本人のお顔の造形がはっきりと分かるように真正面からライトを当てます

（画像はお借りしています）

『植物をどかして撮影をしてほしい 簡単でいいので』この要望は料理に例えると

"イタリアン料理" と "日本料理" くらい違いがあります

ガーリックのよく効いたイタリアン料理のアヒージョ（婚活撮影）を作った鍋で

アヒージョ（植物）をどかして「ニンニクの匂いが残ったままの鍋」に

出汁と風味と素材だけで表現する

山菜料理の日本食（証明写真）を作るくらい

鍋の種類（機材）と味付け（ライティング）が違います

ニンニクの匂いとオリーブオイルが残った鍋で山菜料理を作ったら

それは日本食といえるでしょうか？

イタリアン料理 / 日本食は別々のメニューです

そのためメニューが変わればライティングが変わる

そのため 金額が変わります

中華の専門家がいるように / 日本食の専門家がいるように

写真撮影は匠の技です

カメラマンはまだまだ身近な職業ではないので仕方がないのかもしれません

誰でも簡単にカメラを購入のできる時代なのになぜ生業ができているのか

餅屋は餅屋　

様々な技術職へのリスペクトは必要だと思います

★ 更に次の画像をご覧ください

同じ人物でも顔の輪郭が全く変わります

肌質も違って見えます

様々なご要望でライティングとヘアメイクで最終のゴールへ向かって創り上げています

痩せて見せたい / 優しい印象にしたい 

かっこよくしたい / 肌を綺麗に写してほしい

など様々なご要望をいただきます

(画像はお借りしています）

カメラマンはイメージのためにライティングを組みたてます

これこそ技術であり 長年の経験を試されるところです

これまでに

『そのまま違う用途の写真を撮ってほしい』

はたまた

『撮影代金をサービスをしてほしい』

こんなことをおっしゃる方がいました

写真家は技術の世界です　

長い下積み時代を経て経験をたくさんしています

時間やお金を技術のために投資をしてきました

これは世の中にある "匠" と呼べる技術職に対して全て対象になることです

相手への尊敬の念は全て自分へ戻ってきます

撮影に関して疑問は何でもお尋ねください

仕事に妥協はしません

技術がある上でお客様が居心地のいい接客と空間つくりをしています

今日もありがとうございました

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マルスタジオは同じ恵比寿内に美容室もあります

ニューヨークとロンドンで技術やセンスを磨いた美容師が在籍しています